中古シンクを購入する際は、様々なことに注意しなければなりません。
中古シンクを購入する際の3つのポイントについて、詳しく解説していきたいと思います。
溝は不要?衛生面を考慮
シンクは、掃除がしやすく排水に優れていることが重要になります。ある程度長さのあるシンクであれば、なおさらしっかりと排水できるかどうかを確認すべきです。
キッチンで使用するものは全てそうなのですが、清掃のしやすさも良いシンクの条件の一つと言えます。
素材や形状、どのように加工されているのかなどによって、汚れにくさや清掃のしやすさは大きく異なります。例えば、溝などはないほうが清掃しやすいでしょう。
また、排水溝の形状や設置する場所などを工夫することで排水性を高めることもできます。常に水がシンクの中に残っているような不衛生な状態は避けなければいけません。
食中毒などには注意
飲食店での食中毒は毎年1,000件程発生しており、中には亡くなってしまう方もいます。
家庭内においてはもちろんですが業務用のシンクともなれば、なおさら衛生面に配慮されているものが必要なのです。
前述のように溝があると洗いにくいため、中に汚れが溜まって雑菌が繁殖し、衛生的ではなくなります。
一見綺麗に見えても、実は表面に大量の傷が付いていたりコーティングしているものが剥がれてしまっている、というものが中古シンクには多く見られます。
そのため、中古で安いからといってすぐに飛びついてしまうのではなく、できるだけ表面のコーティングや傷など、衛生面にも考慮した上で購入するようにしましょう。
素材や形状は使いやすいものを
キッチンは、家庭用はもちろん業務用においてもカウンタートップやシンク、コンロなど様々な機器によって成り立っています。
数多くある厨房機器の中でも、シンクはキッチンがどれだけ使い勝手の良いものになるのかという点で、非常に重要なものになります。
シンクには様々な種類があり、素材や形状も異なります。どのような素材や形状のものを選べば良いのでしょうか。
丈夫で管理が楽なステンレスがおすすめ
キッチンのシンクに使用されている素材には、様々なものがあります。家庭用のシステムキッチンに使用されることが多いのはステンレス、人工大理石です。
では業務用のシンクはと言うと、こちらも多くの場合はステンレスが使用されています。
家庭用のもので実感されている方も多いかと思いますが、ステンレスは耐久性や耐熱性に優れており、サビも出にくい素材です。また、衛生面においても非常に優れており、メンテナンスがとても楽なのが特徴です。
飲食店は、洗い物や仕込みをする時にだけシンクを使うわけではなく、大量の水を溜めるなど様々なことに使用します。
シンクを使用する回数や時間は、家庭用とは比べ物になりませんので、耐久性の高さは必要最低限の条件であることを頭に入れておきましょう。
シンクは広い方が良いとは限らない
シンクはできるだけ広い方が良い、と思われるかもしれません。
確かに、広さがあるほうが作業しやすく効率は良くなるかもしれませんが、シンクは広ければ広いほど清掃に手間がかかってしまいます。
お店の規模に合ったシンクが一番
シンクはお店に適したものを選ぶようにしましょう。
広すぎるシンクは清掃に手間がかかります。それだけ人手や時間が必要になりますから、逆に効率が悪くなってしまうかもしれません。
ある程度規模の大きな厨房で、多くの従業員がいれば手入れも十分行き届くと思いますが、従業員が少ない店舗や個人経営のお店では清掃の手間がかかるということは大きな負担になります。
中古であれば広いシンクも安く購入することができますが、だからといって必要以上に広すぎるものを購入することは避けた方が良いでしょう。
このようなことに十分に注意したうえで、シンク選びを行うようにしましょう。
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