喫茶店を開業する場合に、準備をしなければならない厨房機器というのは様々あります。
具体的にどのようなものが必要なのでしょうか?
食器棚の設置は保健所で規定されている
まずは食器棚を揃えましょう。
「食器棚は必要ないのではないか?」と思われる方が意外と多いようですが、扉付きのものを1つ以上は準備しておくということが保健所において定められています。
そのため、食器棚は必ず購入しなければなりません。
厨房機器と比べると、老朽化、故障といったことも起こりにくいですので、食器棚は中古品であっても十分に使用することができます。
食器棚というのは整理整頓といった目的はもちろんですが、食器を衛生的に保管するという役割を持っています。
保健所の運用規定がありますので、それをきちんと理解した上で、食器棚の選び方や設置の仕方について考えてみましょう。
食器棚の保健所規定
各保健所によって少しずつ違いはありますが、食器棚の形状というのはとても重要です。
許可される食器棚は、衛生的に保管をすることを目的とするため、原則として扉がついているものと定められています。
この扉付き食器棚の設置方法にも規定があります。
食器棚の天板部分にホコリが溜まる形状だったり、清掃しにくい設置方法というのは認められていません。
また、食器棚と天井との間に隙間がある場合には、ホコリが溜まりやすくなるので許可されないこともあります。
やはり衛生面というのは極めて重要視されているのです。
製氷機は夏場の使用量に合わせて選ぶ
製氷機は、飲み物を提供するためには必須なものです。
特に喫茶店では氷が大量に必要になりますので、家庭用製氷機や冷蔵庫での製氷ではなかなか追いつかないことが多いです。
そのため、業務用製氷機が必須ですので、準備をしておくようにしましょう。
さらに、夏場と冬場とでは使用する量が全く違ってきますので、夏場の使用量にしっかりと合わせて、できるだけ容量の多いものを選ぶようにしましょう。
夏場に製氷が追いつかないと、ぬるいドリンクを提供しなければならなくなります。このようなことが起きれば飲食店としての評価は急降下してしまいます。
製氷機の仕組み
業務用製氷機は、製氷機に取り付けられている製氷板によって大量の氷を作ります。
1つあたり2センチ程度の大きさの氷を作ることができるものが多いです。
製氷板の上に冷却パイプが備え付けられており、パイプ内に冷媒ガスが流れていきます。
そして製氷皿を急速に冷却していきます。
水が常に供給されており、製氷皿が次々に氷を作っていきますので、タンク内は氷が常に準備されている状態になるのです。
コーヒーマシンは店の内装との相性も大事
喫茶店において、メニューにコーヒーがある以上、コーヒーマシンは必須です。
コーヒーの豆や淹れ方にいろいろあるのと同じように、コーヒーマシンにも様々な種類があります。
まず、コーヒーにはドリップコーヒーやエスプレッソコーヒーなど様々な種類があります。
つまり、どういう種類のコーヒーを出したいのかによってコーヒーマシンを選ぶ必要があります。
また、コーヒーマシンは客席からでもよく見える場所に設置することが多いため、コーヒー抽出の過程がよく見えます。
店の内装との相性や、インテリアとしてどう見えるのかも確認しておくことがおしゃれな喫茶店を作る上で重要になります。
メンテナンスについてもチェック
コーヒーマシンを長期間、常にベストの状態で使用するためには、お店でのメンテナンスは欠かすことができません。
日頃から行う作業になるので、手入れをどれだけ簡単に行えるのか、というのはとても重要なことです。
さらに修理が必要になった場合には、メーカーがどのように対応してくれるのかも確認しておく必要があります。
コーヒーはその喫茶店のイメージを最も強く印象づけるものです。
質の高いコーヒーを煎れる喫茶店は高く評価されますし、そうでなければなかなかうまく運営できないこともあります。コーヒーマシンにはある程度のこだわりを持つようにしてください。
他にも喫茶店を開業するのに必要なものはたくさんあります。まずはどういう店にしたいのかをしっかり思い描いて、そのイメージに合った食器棚と製氷機とコーヒーマシンを選んでみるとよいでしょう。
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