業務用と家庭用キッチンの大きな違い！業務用は衛生面が第一！

業務用キッチンと家庭用キッチンには、見た目はもちろん違う点がいくつもあります。

では、業務用と家庭用キッチンの違いにはどのようなものがあるのか、ご紹介します。

家庭用キッチンと業務用キッチンの大きな違い

家庭用と業務用のキッチンとを比較すると、まず機能面が大きく異なります。

業務用キッチンの場合、ゴシゴシ強く擦っても支障はありません。
見た目よりもなによりも、安全かつ衛生的に食事を提供することが第一です。

そのため、多少ゴシゴシ洗ったり、手入れをしたとしても問題ないように作られているのです。

業務用キッチンは収納が多い！

家庭用キッチンと比較すると、業務用キッチンの下には収納が多く存在しています。
飲食店は、一般家庭よりも収納すべきものが数多くありますので、収納力に優れているのです。

もちろん家庭でも業務用キッチンを使用することはできますし、近年では手入れのしやすさや収納のしやすさに魅力を感じ、業務用キッチンを使用する方が増えています。

業務用キッチンの作りって？

業務用のステンレスキッチンは、保健所からの営業許可を得るために、条件を満たしている必要があります。
保健所からの許可なくして飲食店を営業することはできません。

一般家庭用のキッチンは、大量の水を溜めたり、シンクに負担がかかるようなこと殆ど無いでしょう。

しかし業務用の場合は、シンクに大量の水を溜めることが多いです。シンクに水を溜めたり、頻繁に掃除することを前提にした作りになっています。

シンクが複数の層に分かれている業務用キッチン

業務用シンクは、2層や3層（つまり複数）になっていることが大半です。
そうすることで、より使い勝手の良いシンクになっています。

飲食店では大量の食材をまとめて仕込むことが多くあります。
それらを洗浄するシンク、そして洗浄した野菜の仕込みを行うシンクなどが必要ですので、厨房には複数のシンクがあるのです。

いくつかの段階に分けて食材を下処理しますので、できるだけ大きく手入れしやすいステンレスキッチンが必要です。

規模が小さな飲食店の場合には、2層シンクと手洗い用のシンクで3層にすることが多いです。

業務用キッチンは衛生面が第一！

先ほども申し上げたように、飲食店の厨房は保健所の指導を受け、許可がでなければ営業できません。
そのため保健所からの許可を得ることができ、尚且つ機能性にも長けたものでなければなりません。

できるだけコストを下げるために、シンクを1つにしたいと思われるかもしれません。
しかし、1層シンクでは、衛生面においてマイナスになることが多いのです。

例えば、ごぼうを調理するとします。
ごぼうには大量の泥がついていますので、泥を落とさなければなりません。
ごぼうを洗浄する時に1層式シンクだと、1つのシンクで泥を洗い流さなければなりません。

そして泥を洗い流したシンクで、その後も調理に必要な下処理をしていきます。
それでは当然不衛生な状態になってしまいますし、万が一食中毒などが起きてしまえば大問題です。

家庭で良いことも飲食店ではダメ

家庭であれば、1つのシンクで泥を落として、そのまま食事を作ったとしても問題はありません。
仮にそれが食中毒の原因となってしまっても、家庭内の問題です。

しかし、飲食業は他人からお金をもらって食事を提供しています。
にも関わらず衛生面において問題が起きてしまえば、被害もあっという間に拡大してしまい、たくさんの人に対して苦しい思いをさせてしまうことになります。
最悪の場合、命を危険にさらしてしまうこともあるのです。

そのため、業務用キッチンを作る際には、何よりも衛生面を重視することが大切です。

家庭用と業務用キッチンの違いをしっかり理解して、適切に使用するようにしましょう。