カレー屋をオープンする際、特に準備しておかなければならない厨房機器について、いくつかご紹介します。
カレー屋は一般的な飲食店とは必要なものも多少違ってきますので、必ずチェックしておいてください。
カレー屋ではIH業務用コンロが重要アイテム
カレー屋では、「IH業務用コンロ」がとても重要なアイテムになります。
IH業務用コンロはガスコンロとは違って、電気の力を使って調理をします。
一般的に飲食店では、ガスを使ってさまざまな調理を行うものです。
その場合には、火力の強いプロパンガスを使用することが多いでしょう。
ならばカレー屋を営業する場合にもやはり、ガスを使用した方が良いのではないか、と思われるかもしれません。
しかし、実はカレーのような煮込み料理がメインであれば、IHの方が使い勝手が良い場合が多いのです。
IH業務用コンロは火力の微調整が簡単!
ガスコンロの場合は、つまみを少しずつ調整して火力を変化させていきます。
この微調整はなかなか難しいものがあり、毎日調理をするとなると日によって微妙に差が出てしまうことも。
特にカレーのような煮込み料理は、火加減が極めて重要です。
カレーの場合は大きな火力は必要なく、火力の微調整がその味を大きく左右します。
IHコンロであれば、ボタンを押せば何段階もの火力コントロールができます。
消えてしまうくらいの超弱火で調節するのも、とても簡単です。
ガスコンロの場合は、超弱火にすると火が消えてしまい、何度も再点火しなければならないので面倒です。
しかし、IHコンロであればそのようなこともありません。
IHコンロは火力が弱くない?実はそんなことはありません!
「IHコンロは火力が弱い」というイメージが強いですが、実はそんなことはありません。
一昔前は100VのIHコンロが主流だったので、火力に不満を抱かれる方も少なくありませんでした。
しかし、現在では200Vのタイプが主流になっていますし、さらに業務用となると極めて高い火力でしっかりと調理することが出来ます。
IHコンロだったら保温や煮込みも簡単
IHコンロを使えば、調理をする場合はもちろん、お湯を沸かしたり煮込んだりといった、カレーの仕込みには欠かせない作業が極めて簡単に、短時間で済むようになります。
カレーは一度煮込めば終わりではなく、しばらく煮込み続ける必要があります。
そのような場合にも、ガスコンロのようにずっと見張っていなければならないというわけではなく、一定の火力で煮込み続けることができます。
電気なので火災のリスクもありません。より長時間じっくりとカレーを煮込むことができ、味も極めて良いものになるでしょう。
保温に便利な「フードウォーマー」も準備したい
「フードウォーマー」は一度作ったもの、例えばカレーやスープ類を長時間同じ温度で保温出来る厨房機器です。
カレーを鍋から出して、その都度温めれば良いと思われるかもしれませんが、忙しい時間帯になると手が回らなくなります。
フードウォーマーを使用することで、常にベストの状態でスピーディーにカレーを提供することができます。
コンロに空きがないという場合も、フードウォーマーがあれば温かいカレーを提供できますので、回転率が格段にアップします。
コールドテーブルも忘れずに!
コールドテーブルは冷却機能の付いているテーブルです。
冷蔵庫として使用することもできますし、カウンターとして使用することもできますので、狭い厨房においては非常に重宝するでしょう。
長時間保冷するわけではなく、頻繁に冷たいものを提供したい、というような場合に役立ちます。
例えば、サラダ類などを一時的に冷やしておくような場合にもコールドテーブルは便利です。
冷蔵庫として使用することができ、なおかつ常に冷やされた調理台としても使用できるというのは、とてもメリットが大きいのではないでしょうか。
カレー屋の場合は、火力よりも長時間安全に煮込むことが出来る厨房機器がベスト。
加えてフードウォーマーやコールドテーブルも活用し、効率的な経営を目指しましょう。
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